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Ubuntu で Intel Quartus Prime・ModelSim を使うメモ

Linux
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目次

  (2022年7月1日追記) この記事は1年前の少し古い情報になります。最新版に関しては最下部のコメント欄も合わせて御覧ください。 (2022年7月1日追記) 私の環境では、Ubuntu 22.04 でインストールに失敗します。(インストーラーがクラッシュする。) Ubuntu 20.04 なら問題なく進められました。

ダウンロード #

下記URLからLinux版インストーラーをダウンロードする。

Intel® Quartus® Prime Lite Edition Design Software Version 20.1.1 for Linux

Intelアカウントが必要。 (2022年7月1日追記:いつの間にか要らなくなってた) Liteエディションなら無料だけど、最新版は選べないっぽい。一式ファイル Quartus-lite-???-linux.tar をダウンロードしておけば間違いはないはず。バージョン20.1.1は6.4GBほどある。

 

インストール #

ダウンロードしたファイルを解凍してsetup.shを実行する。実行中にインストール場所を指定するので、そのパスをメモしておく。

tar xf Quartus-*.tar
cd Quartus-*
./setup.sh

先ほどメモしたインストール場所を元に、パスを通す。~/bashrc などに追記する。

export PATH=$PATH:"/<インストール場所>/<バージョン>/quartus/bin"
export PATH=$PATH:"/<インストール場所>/<バージョン>/modelsim_ase/bin"

以下のパッケージが不足していると起動しないのでインストールする。

apt install libxft2:i386 libxext6:i386 libstdc++6:i386

 

ModelSim の起動 #

# vsim

 

Quartus の起動 #

# quartus

 

FPGAボードの接続に必要な準備 #

USB Blasterのための設定 を参考に、設定を行う。

/etc/udev/rules.d に以下の内容で 51-usbblaster.rules ファイルを作成する。

# For Altera USB-Blaster permissions.
BUS=="usb", SYSFS(idVendor)=="09fb", SYSFS(idProduct)=="6001", MODE="0666", PROGRAM="bin/sh -c 'K=%k; K=$${K#usbdev}; printf /proc/bus/usb/%%03i/%%03i $${K%%%%.*} $${K#*.}'", RUN+="/bin/chmod 0666 %c"

その後、再起動する。

これで Quartus がボードを認識するようになるが、自分の環境だとデータの転送に失敗する。解決策は下記参照。

 

Quartus で FPGAボートにデータを転送しようとして失敗する場合 #

自分の環境では、Quartus からボードに転送を行うとエラーが発生する。jtagd というプロセスを root 権限で動かすと問題が解決するが、それが最善の解決策なのかは分からない。とりあえず動く。

現在起動している jtagd の pid を調べる。

# ps -e -o pid,cmd | grep jtagd | grep -v grep

jtagd のプロセスを終了させる。

kill <jtagdのpid>

root 権限を付けて jtagd を起動する。sudoで実行するとパスが通っていないので、絶対パスで実行する。もしくはパスを通しておく。

sudo /<インストール場所>/<バージョン>/quartus/bin/jtagconfig